あきらめない、介護

自分も、介護も、あきらめずにすごせるように。

身体拘束 命にかかわるとき

大変厳しい施設基準の身体拘束

以前は、身体拘束、という治療に置いて、
また介護施設でも車いすに座ったまま
ベッドに寝たまま、体幹を拘束する、
手にミトンをつける、などのことがありました。

今、介護施設では、これが非常に厳しく
基準があり、ほとんど見られなくなってきました。

もし、行う場合は、その妥当性、必要性もさながら、
事前に家族などに説明、了解を得、
期間を限定して行うべき、とされています。

一方、治療を必要とする入院においては、
治療に支障をきたす場合、拘束せざるを得ない場面は多くなります。
それをしなければ、即、命にかかわる事態となるからです。

利用自体が難しくなることも

このように、拘束がいかに人権侵害となるかが
広まり、見られなくなってきたことは素晴らしいことです。
ですが、そのために、利用の制限が出てくる、という事態も
真実ではあります。

夜中中起きて歩かれる、でも歩行は不安定、
夜勤はユニットに一人、となると、
安全に過ごしていただき、変わりなく自宅に帰られる、
という普通のことが、普通でなくなり、
たいへんむずかしいこととなるからです。

拘束されるがゆえに、余計に精神状態が
変調をきたし、行動が強くなることもままあります。
しかし、その安全と、どちらが優先なのか。

ご家族様は、「転んでも仕方がない」
と言われることがありますが、実際、現場の職員として働き、
その場面になる可能性があることを思うと、
「仕方がない、受け入れる」と言ってくださっても
難しいことがあります。

その方が落ち着く何か、を知ること

環境や、その方の生活史を知り、
安心できるもの、環境を提供することで、
100%とはいかなくても、
少しでも改善することができるかも、
と思います。
その方の生活史、興味が何か、
を提示できるのは、家族、ケアマネジャーで
あるかもしれません。